【本とお酒と、ゲッコ洞。】開催レポート!金沢の人気スパイスカレー店と伝説の本屋コラボイベント♪

THE MARKET代表の加藤寛之です。先日6月3日開催した「本とお酒と、ゲッコ洞。」の報告レポートを書きました。ぜひ御覧ください!


スタンダードブックストアの中川さん選書と選酒による書籍販売と日本酒・地ワインにはじまり、金沢ゲッコ洞さんのスパイスカレーも用意した30食が即完売。売り切れだった方には申し訳ないスピードでした。

また、我らがJOJO飯(ikedayaBBQstyle)も小皿をたくさん用意してくれて、夕暮れからたくさんの方にお越しいただき、大盛況に終えることができました。お越しいただいたみなさん、ありがとうございました!

加えて、その日は能登町からデザイン事務所とスタンドコーヒー店を経営する辻野実さんにもお越しいただき、復旧真っ只中の能登の現状についてトークイベントを開催。

震災から早6ヶ月が経とうとしているにも関わらず、能登はまだまだ復興には程遠いというお話を聞いて、私たちも驚き、なぜこんなに復旧が遅れてるのかと大きな疑問と心配が残りました。

なんと、まだまだ水道が通っていない家があるとは思いも寄りませんでした!だって、もう6ヶ月が経つというのに。

自治体による主配管の整備は進んでいても、そこから個々の家への引き込み工事が進んでいないようです。
指定業者しか工事出来ないのと、他府県からの応援も道路が無くて来にくい。

辻野さんは、能登町でdoyaコーヒーを経営されています。そのお店をきっかけとして集まっていたコミュニティが震災後とても役に立ったそうです。

まさに、「ご近所付き合い」はパワーワード。普段はそんなに気にかけていないけど、いざという時に助け合える存在こそが、日常のご近所での関係性なんだと改めて思いました。

フォーマルな公民の連携だけではなく、日常の関係性構築もいざという時のためには大切なんだと感じるお話もありました。THE MARKETも多くの人が集まる場所です。だけど、阿倍野区役所や大阪市の方との付き合いは全くありません。

きっと災害が起きた時、私たちは単なるお店なので、区役所の方から何かを任せてもらうことは出来ないかもしれません。でもきっと私たちに出来ることはたくさんあると思います。

現場や地域の状況は、もちろん地域の人のほうが詳しく知っているわけです。普段から、区役所の方等とのコミュニケーションをとることも模索しなければと感じました。

『アメリカ大都市の死と生』を半世紀以上前に書いたジェイン・ジェイコブスは「商売人は地域の目」と言います。

私たちは常にこの地域にいて、たくさんの人とコミュニケーションを取り、商いをさせて頂いています。知らず知らずのうちに、商売人は、地域を常に見ている、守っているのかもしれません。

当日のトークイベントはYouTubeにて公開しています。もしよければぜひ御覧ください!